台風で太陽光パネルが飛んでしまう原因とは?

台風の季節になるとネットで話題に上がるのが「太陽光パネルが飛ばされた!」とか「台風で架台ごと吹き飛ばされてる!」みたいなネタ。

ツイッターなどで過去の事例まで引っ張りだして拡散される光景をよくみかけます。

この記事なんかもかなりインパクトありますよね。こういう事例を出してみては「太陽光発電なんてクソ」みたいに言われてしまうんですが。


これ実は、ほとんどが施工不良か設計ミスなんですよね

太陽光発電の多くはしっかりと地面で踏ん張ってますし、屋根上でも飛ばされずに維持されています。

この日本で施工する以上、台風にたいしての対策をしないで設置するなんて恐くてできません。

私たちも強度や可能性を考えて「これで大丈夫!」と思える施工をしていますが、いざ台風が来たら不安になるものです。わが社ではおかげさまで今のところ飛ばされたことはありませんけどね。


地上への設置工事というのはホント怖いんですよ。現場というのは、それだけ注意して神経使って施工しているんです。


それでもこのように飛ばされてしまうケースを見ていると、設計に無理があったんだろうなと感じてしまいますね。


屋根が飛ぶほどの台風だと飛んでしまう


そもそも台風のときって太陽光パネル以外にも色々なものが飛んでますよね。


屋根が丸ごと飛んでたり、車がひっくり返ったり。建築用の足場が倒れたり。色んなところで被害が出るものです。


家というのは、雨や風から守るために造られていますよね。とうぜん屋根だって簡単に飛ばされないように設計してあるんです。


にも関わらず飛ばされてしまうほどの台風がきたら、パネルは屋根ごと飛ばされてしまうでしょう。

どんなに自信を持って施工していても、建築をやっている人たちからしたら台風の時期ってのは毎年怖いものなんですよ。

今年も無事に過ぎてくれることを日々祈りながら仕事してます。